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【ラノベ】STEINS;GATE 変移空間のオクテット【感想】

STEINS;GATE‐シュタインズ・ゲート‐  変移空間のオクテット(1) (富士見ドラゴンブック)STEINS;GATE‐シュタインズ・ゲート‐ 変移空間のオクテット(1) (富士見ドラゴンブック)
(2012/12/20)
明時 士栄

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シュタゲ感想シリーズ第6弾にして、
ライトノベル版変移空間のオクテットレビューです。

海羽版三輪版に続き今回は明時士栄氏による作品で、
懐かしの8ビットゲームとして一瞬話題になったゲームのラノベですね。
80年代風PCゲームと言われてもあまりピン来ないので、
というかそういう人たちにはラノベのが楽なんじゃって気もします。


中身について。
全二巻で構成されている本作ですが、
一巻はほとんど原作のゲーム通りの展開で事が進むのですが、
二巻はほぼ丸々オリジナルという作りになっています。
なので、ゲームやったからいいやって人にも
楽しめる内容になっていましたね。

まぁ8ビットだとか何だとか色々ありますが、
一応正史ルートの続編ですし、
過去作であるカオスヘッドとのコラボ作品でもありますので、
そういった側面でも楽しめると思います。

ストーリー自体は割とぶっ飛んでいて、
ただでさえ非現実的なタイムスリップを真面目にやっているというのに、
そこに超常現象が加わったらもうそれはただの中二病の妄想でしかありません。
というのが今回の話のキモですね。


話に関しては特に文句は無いのですが、
ただ一つ残念だったのは挿絵がしょっぱかった。
相変わらず表紙だけはhuke絵を採用していて、
中身の絵師はまったくの別人だったのでがっかり。
しかもあんまりうまくない…。

ちなみにシュタゲラノベは全部で12冊あるのですが、
作者は3人いまして、絵師は5人います。
その中で一番うまい絵を描くのは、
三輪版の4巻5巻を担当したフルーツパンチ氏ですね。


さてシュタゲ作品を数々読んで来ましたが、
ゲーム、アニメ、だーりん、オクテットと来て、
とうとう弾が無くなったかぁという印象。
もしかしたら今度の映画版や新しく出るゲームが
ワンチャンラノベ化してくれるかもしれませんがどうでしょう。
設定的に世界線が違うって言えばなんでも出来るのが強みですからね。
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【ラノベ】コップクラフト感想【賀東招二】

コップクラフト (ガガガ文庫)コップクラフト (ガガガ文庫)
(2009/11/18)
賀東 招二

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そういえば
ラノベを読んだなら感想を書こうと決めていたのをすっかり忘れていた。
なので思い出したかのように
今回はコップクラフトの感想を書きたいと思います。


まず作者はあのフルメタで有名な賀東招二。
それが新しいラノベを書く、
というか書いているというのをフルメタの後書きで知ったので読んでみました。
現在既刊3巻のラノベですが、
問題は4巻は何時出るのかということ。
3巻が今から二年前に出た作品で、
そうこうしているうちに、別のラノベを書いているじゃないか…。
あれ?3巻あとがきで4巻の予告的なことをやっていた気がするんだが…。
まぁいいか。気長に待ちましょう。


さて内容ですが、
アメリカのドラマをイメージして書いている作品らしく、
こてこてのファンタジーというよりは、
ちょいリアルアクションにファンタジーの香辛料をサっとかけたような作品です。
もっと分かりやすく言うと
ただのポリスアクションです。

何が面白いかといえば、
どことなくリアルな路線なのに、
さも当たり前のようにファンタジー要素がぶっ込まれているところです。
これはフルメタでもそうでしたか、
日常と非日常の境目を消すというか、
それを感じさせない作りにするのが本当に賀東はうまいですね。

キャラで言えば、
主人公のケイ・マトバが格好いい。
ティラナもかわいいのですが、
やはり今作はマトバの格好良さが目立つでしょう。
口は悪いですが仕事は出来ますしね。


あと面白いと思ったのはあとがきですね。
ラノベのあとがきとか大体適当な近況報告か
ありがとうの連打で終わるのですが、
コップクラフトはちょっと変わっていて面白い。
こういうのは結構好きだったりします。

最後に、フルメタ的なものを求めている人には
正直合わない部分もあると思います。
しかし、コップクラフト単体として見れば十分に面白く、
気になる方はまずは1巻を読んで面白かったら2巻で良いかと思います。
2巻、3巻共に1巻と同じようなノリですから。

【ラノベ】六花の勇者感想【山形石雄】

六花の勇者 (六花の勇者シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)六花の勇者 (六花の勇者シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
(2011/08/25)
山形 石雄

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読んで記憶が新しいウチに感想を。

現在3巻まで発売されている六花の勇者は
戦う司書シリーズで有名な山形石雄氏による作品で、
ストーリー的には途中も途中な訳ですが、
このラノ2013年3位に入るなど今巷で話題な作品の一つです。
黙っていてもそのうちアニメ化しそうな作品なので、
今のうちに読んでおきましょう。




内容に関しては思いっきりファンタジーでありアドベンチャーです。
1巻ではミステリー要素があるみたいな空気を出していますが、
正直ミステリーではないです。
そして2巻3巻と続くにつれミステリー要素が薄くなっていくというか、
そもそも謎ですら無いのでそちらの方向で期待しない方がよいかと。
もちろん個人の感想です。と保険をうっておきますが…。

というのも
謎というのは解くものですよね。
ですが、六花の勇者の場合は謎と言うよりは障害です。
障害は乗り越えるものであり、
ミステリーというよりはファンタジーの中の困難の一つであると思いました。

ですがファンタジーアドベンチャーとしてみたらこの作品は大変面白いです。
7人の中に偽物が混じるという疑心暗鬼になってしまうキャラクター達や
何時誰が死んでもおかしくはない差し迫る展開など、
状況の二転三転がどう転ぶのかが大いに見物となっています。
一体どうなってしまうのかと続きが気になる引きなのも
続刊が楽しみになる要素の一つです。

キャラクターに関しては
おそらく本編の主人公であるアドレットが
大して強くないのに頭が良いのと仲間の信頼を勝ち取る力があるというのが
戦闘を主体としたファンタジー作品では珍しいキャラだと思いました。
主人公無双も嫌いではないですが度が過ぎるとワンパターンになりがちなので、
たまにはこういった主人公も格好いいし面白いと思いますね。
僕は頭が良い主人公が好きなので
アドレットみたいなキャラは好きです。



さてここからは内容に触れるので
ネタバレ注意です。





まず1巻ですが
確かに誰が偽物の勇者なのか?
という展開は非常に面白かったです。
誰もが本物に見えましたし、アドレットが追い詰められる展開も
ハラハラもののストーリーでした。
ですが、偽物に関しては普通に分かるレベルの謎です。
謎というか明らかに怪しい奴がそのまま偽物なので結局お前かというお話。
だってあの状況でアドレットが犯人でなければ姫しかいないじゃない。
霧の発生方法を教えてくれたあいつらがまずグルだったってのは若干卑怯だけど。


六花の勇者 2 (六花の勇者シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)六花の勇者 2 (六花の勇者シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
(2012/04/25)
山形 石雄

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2巻になると
モーラとか言う裏切り者のくだりは正直微妙だった。
というか踊らされすぎと言うか何というか。
一度殺されたのに許しちゃう仲間や特にハンスなんかは
ものすごい器の大きさを感じましたが。
謎っぽいものに関しては2巻はまったくありませんでした。
そもそも冒頭で後半を囓っているのでなぜそうなったのかという
答え合わせ的なストーリーになっていたので。

あとテグネウが送った手紙について言及されませんでしたが
本当は送ってなんかいなかったのでしょうか?
誰が何の嘘をついているのかが分からない作品なので、
何が起こっても不思議ではないのですが。


六花の勇者 3 (六花の勇者シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)六花の勇者 3 (六花の勇者シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
(2012/11/22)
山形 石雄

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3巻はゴルドフと姫の話。
これも正直微妙かと。
まず謎っぽい展開になっていますが、そもそも解かせる気がない。
姫の偽物なんてアドレット側の立場から分かる要素ありませんし、
結局ゴルドフ無双で終了。
裏切った姫なんかキャラとしては微妙で好きになれないのですが、
ゴルドフが執着しているというややこしい流れでこの巻は終わっています。

3巻で疑問に思ったのは
テグネウが仕込んだもう一人の偽物の勇者は誰かということ。
六花の勇者は6人構成な訳ですが偽物が2人いた訳ですね。
一人は姫なのでもう一人は誰だろうと。
順当に考えれば一番怪しいのフレミーなんですが、
ど真ん中ストレートを投げて来るとは思えないのでおそらくこれはミスリードかと。
3巻でゴルドフとチャモはほぼ無実と分かるので、
これに2巻の流れでモーラを除くと残るは、
アドレット、ハンス、ロロニアの3名となります。

どれも怪しいのですが、
こうなると途中から来たロロニアがちょっと怪しいかなぁと。
別に特に理由は無いのですが、
回復が使えて血の分析が出来る便利なキャラが敵だとやっかいそうですよね。
っていう推理でもなんでもないただの憶測なんですが、
ロロニアが敵の場合テグネウが
姫の左腕をもぎ取る必要は無かったので、
そう考えるとやはり違うかもしれません。

ただハンスが裏切り者だと
ドズーで足止めする必要が無いですし、
アドレットだったらもう色々と訳が分からないことに。
ということで現時点ではほとんど分かりません。
作中でもボロを出していないらしいですからね。

次に先ほどの解かせる気がないという件は
まずロロニアの血分析の結果もそうですが
刃の力を使えて、見た目も口調も完全にマネ出来て
それは全て凶魔の仕業だったんです!
とか言われても困ってしまいます。
そんなの知らんがな(´・ω・`)
1巻はまだ解かせる気があった分謎っぽさがあったけども。


今後の話としては
六花5人と姫+ゴルドフと偽物1人という構図で旅するんですかね。
なんか話的に姫死にそうですけど、どうでしょう。
最終目的が違う時点で相容れないので最後は誰かに殺されそう。
僕としてはどうもこいつらがあまり好きになれないなぁ。二回目ですが。

やはり何が不満だったって
アドレットが活躍しないと面白くないということですね。
基本アドレット視点で物語が進んでいるので、
視野の外で話を進められても置いてけぼり感が出てしまうのだと思います。
アド君から推理パートを取ったら何が残ると言うんだ…。


ということで
思ったよりも長くなりましたが
六花の勇者非常に楽しんでおります。
4巻がとても待ち遠しいです。
文句ばっか目立つのは愛情の裏返しです。
個人的にはアドレットとハンスが特にそうですが、
全体的に良キャラクターが多いですしね。
そこら辺にラノベの良さがすごい出ていると思います。
幻想的な挿絵も不気味さを表現出てきていい感じです。
漫画版は買うか分かりませんがアニメがやったら確実に見たいと思います。
アニメでやるとなると色々と難しそうですがね。
ちなみに1巻が一番面白いです。

【ラノベ】STEINS;GATE感想【三輪清宗】

STEINS;GATE  蝶翼のダイバージェンス:Reverse (角川スニーカー文庫)STEINS;GATE 蝶翼のダイバージェンス:Reverse (角川スニーカー文庫)
(2011/06/30)
三輪 清宗

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だだはまったシュタゲマイブームが現在進行形なのですが、
その一つである三輪清宗版ライトノベルを読破してみました。

今回のレビューでは、

STEINS;GATE 蝶翼のダイバージェンス:Rebirth
STEINS;GATE2 形而上のネクローシス:Rebirth
STEINS;GATE3 境界面上のシュタインズ・ゲート:Rebirth
STEINS;GATE4 六分儀のイディオム:前編
STEINS;GATE5 六分儀のイディオム:後編

以上5冊の感想を述べたいと思います。
一冊一冊がそこまで長くないので読みやすかったですね。
基本的にはアニメ版シュタゲを見た人のために
書いているといった内容なので、
もし読むならアニメもしくはゲームをプレイしてからの方が良いかと思います。
アニメとゲームでは微妙に異なる部分があるので、
今作に限って言えばアニメ版の方を推奨しますが。

物語の核心を突くネタバレは避けますが、
細かい所でちょくちょく内容をばらすので、
知りたくない!って人のために一応注意を促しておきます。




ということでまず初めに
蝶翼から境界面上までの3冊は
クリス視点から見たアニメ版STEINS;GATEを描いており、
後半の4巻と5巻はその補足にあたる作品となっています。

1~3巻は
クリスがあの時何をして何を思っていたのかが、
それこそ赤裸々に語られており、
紅莉栖の魅力が沢山詰まった作品になっていました。

特に一番驚いたのは、もの凄い早い段階で
オカリンに惚れていたということ。
具体的に言うと一週間くらいで、好感度がマックスになっていました。
オカリンの本当の能力は中二病でもリーディングシュタイナーでもなく、
可愛い女の子にもてるリア充力なのではないかと思いました。

まぁ好感度が高いのは分かっていたけど、
あそこまで惚れているとは思わなかった。
もうベタ惚れじゃないかというくらい
オカリンラブな紅莉栖が堪能できます。

それと本編で特にイベントのなかった
フェイリスとも絡んでおり、
親友的な乗りにまで昇華していました。
一体いつのまにそんなことがあったんだという展開にもなっており、
他にも中鉢、フェイリスパパ、橋田鈴関係にも触れていたりと、
本編を補足する的な意味でも濃い内容となっています。
僕は聴いていないので詳しくはないですが、
おそらくここら辺は哀心迷図のバベルというドラマCDの内容を
書いているのだと思われます。

シュタゲ作品を色々と見ていると
まゆりの死や鈴羽の失敗などを
何回も見ないといけないのであれなんですが、
紅莉栖視点で見るとシュタゲの暗い部分はちょっとしか無く、
しかも気づいたら世界線が変わっていたりするので、
物語の展開が早く、サクサク進むので読みやすかったです。

あと最後の最後を
鈴羽誕生シーンにしており、
オカリンのあの決め台詞が微妙に変わっているのがよかったですね。
微妙どころからたった一文字ですが、そこにオリジナルを感じました。



続きまして4巻と5巻ですが、
こちらはシュタゲ各ヒロインそれぞれの視点から見た物語になっており、
まゆり、フェイリス、るかの3人は
1~3巻の補足、つまりはアニメ版に準じたストーリーを描き、
紅莉栖と萌郁は作者のオリジナル話、
鈴羽はアニメやゲームでは語られていない記憶を失わずに
タイムリープをした(変動率0.409420)1975年以降の話を描いています。

はっきり言って
まゆり、フェイリス、るかの3人にいたっては
これと言った発見はありません。
フェイリスってオカリンのこと結構好きだったんだなぁくらいです。
あとこの時オカリンって何やっていたんだっけと
記憶を思い起こす作業をしたりもしました。
これは1~3でもよくしましたが…。

紅莉栖と萌郁に関しては、
オリジナルのお話でこれは面白かったですね。
ぶっちゃけこういったアンソロジー的なのを
僕はシュタゲのラノベ全般に求めていたんですが、
それは漫画でやれってことなんですかね。

最後に鈴羽の話は
タイムスリップ後の1975年から死ぬまでの生涯を描いた話で、
何か色々と考えさせるものがありました。
失敗した鈴羽は不幸かもしれませんが、
少なくとも世界変動に成功した鈴羽の人生に意味はあったという
ifの中に救いを見いだした気がします。



終わりにぶっちゃけた話をすると、
1~3巻はアニメを見たシュタゲファンもしくは紅莉栖スキーには
面白いと思える作品でしょう。
是非読んでみて下さい。

4~5巻に関しては、ここまで読んだのだから全部読むかという
コンプリート観念がある方は読めば良いのではないでしょうか。
もしくは、ラノベに何の価値も見いだしていない某ブッ○オフとかだと
激安で売っている可能性があるので買って読むとか。

今回も溢れるシュタゲ愛から大変長くなってしまいましたが、
こんなことをやっているうちに、
変移空間のオクテットなるラノベが発売されました。
次はこれを読んでシュタゲ熱を再び灯らせたいと思います。

それではまた感想を書きたくなるラノベでも読んだ時に、
このカテゴリーを増やしたいと思います。

【ラノベ】STEINS;GATE感想【海羽超史郎】

まさかこのブログにラノベの感想を書く日が来るとは思わなかった。
それくらい最近では珍しくラノベ読んでいます。
ラノベのカテゴリーを作るかどうか一瞬迷うくらいでした。
まぁそんなことは置いておいて、


シュタインズ・ゲート 円環連鎖のウロボロス(1)
シュタインズ・ゲート 円環連鎖のウロボロス(2)
シュタインズ・ゲート 比翼連理のアンダーリン1
シュタインズ・ゲート 比翼連理のアンダーリン2
シュタインズ・ゲート 比翼連理のアンダーリン3

以上5冊の感想です。
シュタゲラノベは三輪版もあるのですが、
というかどっちも"みわ"でややこしいけど、
今回は海羽超史郎版シュタゲを読みました。

表紙の絵が(挿絵は別)huke絵なので
なんとなくこっちのが目につきますね。


STEINS;GATE─シュタインズゲート─  円環連鎖のウロボロス(1) (富士見ドラゴン・ブック)STEINS;GATE─シュタインズゲート─ 円環連鎖のウロボロス(1) (富士見ドラゴン・ブック)
(2010/08/20)
海羽 超史郎

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さて内容についてですが、
まずは円環連鎖のウロボロスは
ゲーム版STEINS;GATEをうまくまとめており
途中オリジナル展開を挟んだりと
ゲームとアニメで楽しんだ自分としては
また違ったシュタゲの一面を見られて楽しめました。

あまりとやかく書くとネタバレになるので伏せますが、
あれ?こんな話あったっけ?って思うようなものから、
全然違うじゃん!って思うものまで、
かなりの部分が改変されているので僕は楽しめましたね。
変更と言っても根底を覆すようなものは無く、
本筋はゲームやアニメと基本的には同じですので、
そこら辺は安心です。

特に良いと感じた部分は
本編やアニメで無かった説明が付け足されていたりと
作者の独自解釈が盛り込まれていた所です。
タイムトラベルものでは色々と説明やら整合性やらが
大変だとは思いますが、ゲーム版の補足的な付け足しはよかったと思います。


ただ手放しで褒められるかと言ったらそうではなく、
辛辣なことを言わせてもらうと、
まずあくまでも原作をプレイした人向けの作品であったと言うこと。

ページの都合上からか、
本編から削れる部分は削っているので、
あれが無いこれが無いなんてことがよくありました。

他にも個人的なことですが
小説版だからでしょうか、
2ちゃんネタ等がますます磨きがかかって寒かったです。
他では声が付いている分、多少はましですが
小説だときっついなーと思いながら読んでいました。
笑えるという部分が全体的に物足りなかったです。

あと些細なことをあげれば
オカリンが"ご了承下さい"という台詞をしょっちゅう吐きますが、
これは余計な付け足しだと思いました。



それでは次に比翼連理のアンダーリンの方に行きたいと思います。
これはシュタゲのファンディスクである
比翼連理のだーりんのラノベ版で、ウロボロスと同作者の作品です。

STEINS;GATE‐シュタインズ・ゲート‐  比翼連理のアンダーリン(1) (富士見ドラゴン・ブック)STEINS;GATE‐シュタインズ・ゲート‐ 比翼連理のアンダーリン(1) (富士見ドラゴン・ブック)
(2011/12/20)
海羽 超史郎

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まずウロボロス同様表紙だけは相変わらずhukeで、
中身は全然別の人なので注意が必要です。

内容については、
ゲーム版であるだーりんの各ヒロイン個別ストーリーを
適当にくっつけて混ぜて固めて焼いたようなお話です。
どこがオリジナルか?と言われれば最初から最後まで
オリジナルですし、どこがゲームと同じか?と言われれば
ほとんどゲームと一緒とも言えます。

つまり何が言いたいかと言うと
あんまり面白くはなかったのです。

不満をたらたら書くのは好きではないのですが、
正直言うとゲーム版をこれからプレイしようと考えている方や
アニメから入ったシュタゲファンの方は読まなくてもいいです。
素直にだーりんをプレイして下さい。
こっちは面白いですから。
本編もだーりんもアニメも漫画もドラマCDも小説も
シュタゲコンプリート伝説を築いている方にはお勧めです。
表紙はhukeですから。


いやね何が不満かって、
結局うだうだ色々やったあげく、
ふわっとした終わり方だったということです。
全3巻も出しておきながら何だこのエンドは…という結果。
途中、あれ?これ本当に終わるのか?
と疑問に思いながら読んでいました。

1巻と2巻は非常に興味を持てる展開で
一体どういった落ちを付けるのかと期待した分
最後にはがっかりしました。
これなら
各ヒロインときゃっきゃうふふな展開で
ヒロイン個別エンドをそれぞれやってくれ方がよかったです。



☆まとめ
長々と書きましたが
まとめるとウロボロスはまだ良いけど、アンダーリンは微妙と。
だーりんはあくまでだーりんで
アンダーリンは別物です。

今回は海和版をシュタゲを読みましたが
次は三輪版の方も読んでみたいと思います。
折角ラノベカテゴリーを設けたので
風化しない程度には読んで更新したいですね。
プロフィール

しげまる

Author:しげまる
全てのマンガ&ゲーム制覇へ。

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